若者でにぎわう東京･原宿の一角に、鳥取ゆかりの場所がある。
日露戦争時の連合艦隊司令長官・東郷平八郎をまつる東郷神社だ。勝利の神が鎮座し、全国から必勝祈願に参拝する人も多い。
　この敷地が、旧鳥取藩主池田侯爵家のものだったという。約２万坪の敷地には、緑が生い茂り、約800坪の池がある。原宿のど真ん中にいることを忘れてしまうほど静かな場所だ。
　鳥取市内にある「仁風閣」（国重要文化財）は、東郷平八郎によって命名されたものだという。原宿に出かけたらぜひ足を伸ばしてみよう。

写真：上原朋也