植物の「槐樹」をモチーフに織り込んだ西陣織の壁は圧巻。キモノデザイナー斉藤上太郎さんの作。
大切に育てられた盆栽は樹齢200歳を越えるものもある。
その日仕入れた旬の野菜を蒸籠蒸しで。素材そのものの味を堪能できる。
新鮮な素材と料理人の技が合わさった槐樹の寿司。客ひとりひとりのためにカウンターで料理人が握る。
八芳園の大庭園を構想した実業家・久原房之助(1869-1965)。一千年以上昔の作と伝わる古代朝鮮の仏塔や、鎌倉時代の十三重の石塔など逸品を集め、丹精込めて美しい庭を造り上げた。
日本の伝統を再現する
1950年創業の東京のオアシス
「八芳園」は、鳥取市佐治町出身の長谷敏司さんが1950年に創業した。“専門式場”と呼ばれているが、結婚式や食事、パーティー、会議などに使われている。
八芳園の大きな魅力の1つが日本庭園だ。都内にいるとは思えないほどみずみずしい緑が広がり、池のそばにある東屋で、錦鯉を眺めながらひと休みもできる。
本館ロビー階の白金料庭「槐樹」では、季節に合わせた料理を楽しめ、シンプルモダンと伝統の融合した店内から庭を望める。四季折々の美しさを感じながら都会の喧騒を忘れられる場所だ。
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写真:上原朋也