PEOPLE

2016/02/24

山縣良和さん

writtenafterwards代表
ファッションデザイナー

自分の中のリアルな部分が鳥取にあった
 今春、山陰をテーマにしたコレクションを発表しました。これまでのテーマがファンタジー寄りのものが多かったので、リアルなことをやりたい…。そう考えたときに思い出したのが、鳥取に住んでいる頃にファッションを好きになった気持ちでした。ファッションによって、現状を何とか変えたいともがいてた頃。そこに一度戻ることで、自分にとってリアルな新作が作れると思ったんです。
 鳥取って、どこかブラックユーモアがにじんだ文化があると思いませんか? そこも自分の作風と似てるなと感じていました。正直、鳥取を身にまとうって大丈夫かな?ってドキドキしたんですが、そもそもお客さんは、鳥取のことを知らないんですよね(笑)。しゃんしゃん祭りの模様を見て、「これ何?」と聞かれたり、いろいろな感想があっておもしろかった。第二弾の山陰コレクションを準備中です。

写真:上原朋也