鳥取市出身のファッションデザイナー山縣良和氏が、3月16日に2016-17年秋冬コレクション「writtenafterwards x written by collection #09 gege」を発表。会場となった表参道ヒルズには山縣氏の新作をひと目見ようと多くの観客がつめかけた。今回、山縣氏が掲げたテーマは「妖怪」。昨年亡くなった鳥取県境港市出身の漫画家・水木しげる氏へのオマージュを込め、稀少なテキスタイルやオリジナル素材、ニットやスウェットなどのカジュアル素材を「妖怪」とミックスさせ、かつてない「妖怪×ファッション」を誕生させた。山縣氏は今回のショーに合わせて、因州和紙など鳥取の素材も使用。現地の職人を訪ね共同制作を行った。また、鳥取県も制作段階からさまざまな面で協力。会場では鳥取の日本酒や、砂丘をモチーフにしたスイーツなどがふるまわれ、「鳥取」の魅力をファッションの最前線の場から発信した。